新年おめでとうございます。開業から20周(年)目を走っています。引き続きよろしくお願いします。
日本屈指のかき氷店、鵠沼海岸の氷埜庵のオーナーさんがうちのコラムをインスタで取り上げて下さいました。以前、このブログでフリーマガジン「海の近く」に載ったのがうれしくて書いたことがありますが、それと同じくらい嬉しかったので…。
埜庵さんとは片思いではありますが、浅からぬ縁がありまして…。このは開業直前の20年前、当時勤めていたパン屋に埜庵の開店を知らせるチラシが置いてあり、店長に「行ってみたら?」と言われ仕事終わりに茅ヶ崎から自転車で向かいました。開店初日の閉店時間直前に滑り込むように入店して、和三盆のかかった氷を食べました。オーナーに「たい焼き屋を目指しています」と伝えたら「???」というような反応だったのを覚えています(その時の会話には出ませんでしたが、この時点で「たつみや」さんにも食べ歩きで行っています)。顔なじみになるほど通っていたわけではありませんが、その後も大切な友達が東京から来たりすると連れて行ったり、おもてなしには「埜庵」が候補の一つとなっていました。今は混雑することもしばしばで、おいそれと話しかけることが出来ないくらい遠くの存在になってしまいましたが…。
その後、文中にもあるようになかちゃんや女将が夏場の手伝いをするようになり現在に至ります。
私も一時期、かき氷を作っていたことがありますが、私の作るものなんて駄菓子の延長で値段も安いしこんなもんだろ?くらいのものでした。その点、埜庵さんは通年でかき氷の営業を始めた先駆者であり、その価値を高めることに寄与されていて、お客さんはもちろん全国に増えた同業者も一目置いています。そんな方の思考の一部に当店のコラムが多少でも役立ったのであれば幸いです。