大山ケーブルバス停近くの駐車場に着いたのがちょうど2時。もちろん誰もいません。料金は後払いで大丈夫ですから所定の場所へ置きます。スマホへ入れた登山アプリの地図のダウンロードがうまくいっていなかったのでなんとなく出発。
大山はかれこれ20回くらい登っていますから真っ暗でもオバケさえ出なければ登れる自信があります(もちろんヘッドライトは必要です)。7,8年前の大みそかの明け方にも朝日の見納めを!なんてを真っ暗な時間に登っています。その時は途中で明るくなってしまいましたが。(さかのぼって確認したら2013年でした。しかもミニベロで行ってそこから登山!(驚)おかしいのは昔からのようです)
だいたい2時間くらいで大山山頂に到着。スタートしたての頃は何かの動物の鳴き声があちこちから聞こえてきて、時々10メートルくらいのところからも聞こえてきて…あまりの怖さに「誰!」と声を上げてしまいました(笑)真夜中の山に一人で入って動物に監視されている人間。にっぽん昔話のひとコマを想像しました。途中から静かになって無事にスタンプを入手しヤビツ峠へ降りました。逆コースですがヤビツ峠から大山山頂ってだいぶ近いのですね。高校の山岳部の最初が大山登山でヤビツ峠からスタートでしたが団体行動特有の主体性のなさでほとんど覚えてません。(ヤビツ峠から登って下社へ降りるコースなら子供でも楽しめそうな気がしたので今度誘ってみます。)
ヤビツ峠からはしばらく舗装路を下って表尾根縦走コースへ。全くの未知の世界でしたが、登山道がハイキングコースのように整備されていて(踏み荒らされないようにしているようです)歩きやすかったです。鎖をつたって降りるような場所もありますが、気を付ければ大丈夫。ただ、睡眠不足と体力不足にはご注意下さい。あと食糧不足も。多い分に越したことはありません。丹沢の登山コースは日帰りのわりに歩行時間が長いです。水場や売店なんて下界のようにないです。食料がなくなった時点で死が頭をよぎります。お気を付けを。
今回は塔ノ岳手前で小雨がぱらついてきたのと完全な体力不足だったので丹沢山のスタンプはあきらめて下山する予定でしたが、少し下ったら明るくなってきたのでそのまま西へ歩いて鍋割山のスタンプも入手。鍋割山荘で運よくこの日最初の客として鍋焼きうどんを食べて、長い長い道のりを下りてきました。大倉から後沢乗越経由で鍋割山へ行くのはコースが退屈なのでお勧めしません。
大倉バス停に着いた時に残っていた食料は飲み物1リットルにゼリー飲料2個と飴が数個でした。あとラーメン(笑)気温25度。参考までに。
バスで最寄りの渋沢駅に到着。バイクの置いてある大山ケーブルに戻るのに渋沢から伊勢原まで間に3駅(秦野・東海大学前・鶴巻温泉)。ずいぶん歩いたなぁと思いました。
***鍋焼きうどんを食べに行く方は必ずGooglemapで鍋割山荘を調べ、その口コミを見てからお出かけ下さい。下調べなしに出かけると多少なりとも???という気分になります。自分はそもそも山男なんて癖あるんだろうなと思ってはいましたが…。***
撮った写真などは全て下記の『参考記録のページへ』に置いてありますのでよかったら見て下さい。
丹沢山のスタンプをもらいにまた近々行ってきます。