1週間前に思い立った御前崎までの自転車旅を決行すべく、昨日の早朝5時半に家を出ました。
箱根の峠は無事に越えたものの下りでタイヤに負荷がかかりすぎたようで内側からパンク。
リムテープが耐えられなかったようです。
ゴムでなく布のテープがある意味がなんとなくわかりました。
170kmの行程の50kmで予備のチューブを使ってしまった心細さ。
(タイヤサイズが特殊なのでまず店で売ってません。)
途中、清水で雷雨に遭い1時間以上雨宿りした時にはレンタカー借りて行こうかとも思いました。
それでも車に追突されることなく無事に3度目の輪行(行きは自転車、帰りは電車)を終えることができました。
そんな中で一番印象に残ったこと。
自転車で遠出すると土地勘がないので遠回りすることがあります。
でもそこに意外な発見があったりもします。
例えば以下のようなケース。
地図を見ると150号は自転車でも通れそうですが、実際は通行不可。
自転車専用地図なんてものがあれば書いてありそうですが、普通はまず記載がありません。
現地へ行ってみて初めて気づきます。
(今回は途中で電光掲示板に情報が出てましたが、どうせトンネルの脇に歩行者用のトンネルがあるだろうくらいにしか思いませんでした)
そしていざトンネル手前に行くと行き止まり。
何のヒントも書いてありません(汗)
地図を引っ張り出して見ると海側を走るJR沿いに迂回路が・・・。
ん・・・、でもなんか変だ。
なぜ道が海にせり出しているのか?
実際に走っていくと、大崩(おおくずれ)海岸という看板が・・・。
夕方も日が落ち始める頃だったので「縁起が悪いというか物騒なネーミングだなぁ」なんて進んでいくと・・・。
実際に海の上を走ることになるのですが、ふと視線を脇にやると・・・。
なんと数ヶ所にわたって旧トンネルが崖崩れでつぶされています。
わりと新しいように見えたのですが1970年頃に起きた事故のようです。
もともと崩れやすい地質らしく建設自体も難航したようです。
犠牲者もいたとか。ご冥福をお祈りします。
この先にも何ヶ所か道路の変更をしたような跡がありました。
通ったときには何の情報もなかったので、ひたすら物憂げな気分になりました。
車で150号側を通っていたらまず気づかなかった場所。
廃墟好きには有名な場所のようなので調べればいくらでも情報が出てきます。
この前、訪れた宮ヶ瀬ダムも水不足による水位の低下で沈められた道路などが見え隠れしていたとか。
なぜ撤去せず残すのか・・・危ないからなのか後世の記憶に残す為なのかよくわかりませんが、想いを巡らすのは嫌いではないです。