もういくつ寝ると大型連休・・・5月5日は子供の日。
『端午の節句は美味しく過ごしたい!』
2年前に平塚で美味しい柏餅の店を見つけたけれど閉店してしまったショックで若干冷めていた柏餅熱ですが、せっかく買ったバイクですから機動力を生かして買い歩いてきました。
2年前の記事は→ こちら
茅ヶ崎はだいたいわかっているのでパスして平塚へ。理由は和菓子屋が多いから。それでも昔に比べて減った気がします。自分が好きな昔ながらの銭湯も同じで平塚には減りつつありますがいくつか残っています。車で走っていてふと脇に目をやった路地に和菓子屋・銭湯の煙突・豆腐屋なんかを見つけると一瞬にして童心に返れます。
今回訪れたのは8軒で臨時休業(体調不良による長期休業や店主にご不幸があったり・・・和菓子業界も高齢化が進んでいます)や売り切れで買えなかったのが半分。でも全ての店で買っていたら食べ切れなかった・・・。
感想は「やっぱり柏餅って店によって全然違います」。
全然といったら大げさなのかもしれませんが微妙なバランスが確実に違います。
比べないとわからないのかもしれませんが、美味しいのに出会うと霧が晴れたような気分になります。たい焼きもそうなんですけど柏餅も意外と美味しいのが知られていないです。なんとなく食べ始めてなんとなく食べ終わってしまうのは美味しいとは言えません。途中で「美味しいなぁ」とか「仕事が丁寧だなぁ」とか味わいを感じるくらいでないと。
うれしいことに1軒だけいい店を見つけました。今までも何回か進物用のどらやきや和菓子を買ったことがあったのですが柏餅は初めてでした。ショーケースに並ぶのを見た段階で「美味しそうだなぁ」と思って店先で食べるように1つ分けてもらって食べたらやっぱり美味しくて、ちょっとした感動からわざわざ店にまた入って「美味しかったです」って言いそうになりましたから。(うちの店でもたまにわざわざ戻ってこられて(文句を言われるのかとドキドキします)お褒めの言葉を頂くことがありますが同じ気分なのでしょうね。ありがたいことです。)
実は行く前はいい店が見つからないだろうなと思っていました。
2年前の店は見つけるのにそこそこ苦労しましたし、平塚の限られた和菓子屋を巡ってヒット(あえてホームランとはいいません)が出る可能性って低そうだったので報われました。
一方、別の発見もありました。店の見た目は古めかしくて商店!って感じのぼろい佇まいで「おっ、これはいけるか」と思ったのですが、柏餅は綴じ目のない機械式量産タイプで売っている団子も機械で練り付けられたものでした。いろいろと種類があったので物は試しとたくさん買ってしまったのですが、どれも残念な感じでした。機械に頼りすぎると味気ないなと思いました。
あらためて思ったことはとしては「和菓子は安い!」です。
柏餅を3種と他に気になったものを数点買っても800円しませんから。
ケーキなら3つ買えません。おまけに和菓子はヘルシーであんこは腹持ちもいい。
もちろん好みに合わなければ安くてもダメなんですが、皆さんも気軽にお気に入りの和菓子屋探ししてみませんか?
そして時々たい焼きもよろしくね。
今年は楽しく子供の日を迎えられそうです。
※写真の順番は訪れた順です。機械の店は載せていません。大磯の新杵さんは売り切れで買えなかったので羊羹を買ってきました。