昨年10月からの営業を無事に終えることができました。
最終日のフジ善行店にはたくさんのお客様がいらっしゃいました。
いつもの常連さんに加え、電話予約を入れてわざわざ来て下さった方、ダイエー前で買えなかったので遠征してくれた方、身重の奥さんを病院に置いてジャムを取りに来て下さった旦那さん…などなど。
予約が集中して30分待ちなんて時間帯もありましたが概ね「ちょっと買い物行ってくる」なんて温かい感じでお待ち頂き安心して作業できました。
来期は買い物前の注文をより徹底させてもらえればと思います。
店頭の貼紙なんかもちょっとマンネリで誰も見てない感じなので過激なのに変えようと思います。
さて、「なぜ夏季休業するのか?」についてですが、それは私の優しさです(笑)
毎年少しずつ気温が上がるなかで(というか確実にいえることは陽気に穏かさがなくなっています)5月ともなると火を使う車内はかなり暑く、陽気もたい焼きという感じではなくなり売上も落ちます。
冬場のいい時のように回転よく焼けなくなることや、場合によっては焼き置いてぬるいものを提供しなくてはならないことに罪悪感を感じるので6~9月はお休みします。
昨年9月に火を全開にして温度計で椅子の座面を測ったら55度ありました。
焼き型の柄が熱くなり持てなくなります。
こんな無理な環境で求められてもいない熱々のたい焼きを提供しても精神衛生によくないです。
冬場にかき氷を食べる方は増えましたが、夏場に焼き立てのたい焼きをほお張る「通な方」はほとんどいないでしょう。
「冷めても美味しい」なんて褒められることもありますが、「焼き立てを包んだが故の冷めても美味しい」ですから。
↑わかる方はわかると思います。
いいものが提供できない季節は自信を持ってお休みします。
夏場は赤えんどう豆を煮て、寒天も天草から煮出して作り、黒みつも多良間あたりの黒糖を火にかけてグツグツと、餡子づくりはお手の物…という具合に完全手作りで自家製あんみつを作って食べたりします。
あっ、一応仕事もフルタイムでしますよ。
それでも灼熱のたい焼きカーから開放された幸せな生活のせいで10月の再開時は腑抜けになるのが常なので身体だけは鍛えておきます。
まずはたい焼き仕様だった身体をランニング仕様に変えてもらうよう整体に行ってきます。
8ヶ月ありがとうございました。
10月からまたよろしくお願いします。