いやー、ここに来て毎日暑いですね。
10年目で毎年のこととはいっても今日のような雨上がりで蒸し暑いのは応えます。
しかも売れない(笑)
焼きだまっては捨てる〈泣)
せっかく来て下さったお客様になるべくいいものを出そうとはするものの限界があります。
あー、こんな感じだから6月以降は休むんだと自分で決めたことに納得します。
とりあえず捨てるのを最小限にしたい(ひどい時は売れた分と同じくらい捨てる時間があります。いや、捨てるだけの時間もあるか(汗))ので鯛焼カーに「もうそろそろ来なくなりますよー。買って下さいな」みたいな懇願メッセージをいつもより一週早く貼ってみました。
効果があるのかは不明ですが、去年の売上を見ると最終営業だけは妙にたくさん焼いてるので2週前からどうかと思いまして。
今日は変なおばさんが来ました。「ここはあんこだけなの?茨城でザラメの付いた鯛焼き(多分、クロワッサン鯛焼き)を食べたんだけど知ってる?」
という具合に妙に鯛焼通ぶるのです。茨城の赤鯛本舗の話なら喜んで聞きますけど、ぽっと出のクロワッサン鯛焼きをしかもなぜか茨城で食べて喜んでいるご婦人。
なんかかわいそうだなって思いました。
うちはね種類やなんやって目新しさでやってないの。味と鮮度のクオリティ勝負なんじゃ。
とはただでさえ暑くてかったるいので特に説明はせずお帰り頂きました。
別に白い鯛焼きもクロワッサン鯛焼きも食べたことがないわけじゃないんですよ。
昔は馬鹿みたいに都内の天然物の店を食べ歩いた時期もありますし。
でもある時気づいたんです。
「美味しいと決めた店のだけ定期的に食べてればいいじゃん」って。それからはもう自分の焼いた鯛焼きをお客さんに売るわけでもなくむしゃむしゃと食べて「うん、美味い!」・・・というのは嘘です。
他店の美味しい鯛焼、例えば(ここは遠いから滅多に行けませんが)札幌の柳家さんとか江戸川橋の浪花家さんなんかを食べてさえいれば鯛焼きの奥深さは十分に感じられるわけですし、無礼な(?)お客さんに対して腹も立たないってものです。
だから変な人に目くじらたてなーい。
あまり書きすぎると卑屈成分があふれ出てしまいそうなので・・・最後に一言。
『残り2週間。鯛焼の食べ納めをお忘れなく!』