貴重な二千円札 Posted on 2013年1月25日 Posted in 店主ブログ さて、この二千円札はなんでしょう? 実はこれは現在休業中の鵠沼海岸にある氷埜庵の石附さんが11月の最終営業の翌日に鯛焼を買いに来た際に使ったレアなお札なのです。最終営業の際にお客さんが支払いに使ったものとのこと。 いつかブログで使おうと考えていた隠し玉的なネタですが埜庵さんも営業再開してしまいそうなのでこの辺で書いておこうと思います。
美味しい Posted on 2013年1月17日 Posted in 鯛焼・甘味論 鯛焼を美味しいと連呼しすぎるとまだ食べたことのない初めてのお客さんのハードルを上げてしまってがっかりさせてしまう気がします。 それくらい鯛焼の味わいというのは繊細だと思っています。 自分の鯛焼をそこそこ美味しいとは思っていますが、一方で万人が美味しいと感じるものなんてないとも感じています。だからあまり美味しいと表現せず最近は「味わいのある」とか「味わい深い」というような表現を好んで使っています。 これはうちのお客さんで 「ここのを食べて子供の頃に食べていた○○(東京の老舗鯛焼店)を思い出した」というお客さんが多いことから得た表現です。○○という店は味そのものは餡に塩が効いていて主張が強くうちと全然違います。では何が共通しているのだろうと考えたときに 味わいの深さなんだと思ったわけです。私は今年が年男の30代半ばですが、子供の頃には味わいを感じさせるような鯛焼がかろうじて残っていました。そういった鯛焼を知らない世代の方に小豆餡の鯛焼だけの店は霞んで見えるかもしれません。 だからといって鯛焼というちっぽけな食べ物にあれこれと詰め込みすぎると基本の小豆餡の味わいが濁る…というのが今の業界の現実だと思っています。なので当店はお客さんの琴線に触れ昔を思い起こさせるような鯛焼を焼き続けながら、一方でそういう感覚のわからない若い世代の方もはっとさせるような鯛焼を焼きたいと考えています。以上のようなことを狭い車内で考え、思いを馳せています。
久々の藤沢駅前での営業 Posted on 2013年1月11日 Posted in 店主ブログ 3 Comments 藤沢の菓子舗いろはを閉めてから1年。今日は移動販売に戻ったら是非出店してみたかった ダイエー藤沢店での初営業でした。初めての出店場所というのは少なからず緊張します。今日は早めに出発して9時頃に到着し準備を始めました。風が冷たくて人通りが少ない…。心配になりました。 焼き置きしないように、でも素早く提供できるよう 気を付けながらの開店。いつも善行まで遠征してくれる常連さんの来店でスタート。一丁焼ならではの匂い、絵本、お手伝いさん…なにかがきっかけで気付いてもらえたようで一年ぶりの多くの常連さんにご来店頂きました。弱気の仕込みのせいもあって17時半完売。ありがとうございました。覚えてくれていて本当にありがとうございます。 買ってくださったお客さんもありがたかったのですが、今日は買えないけど待ってましたとわざわざ挨拶だけしに来てくれたお客さんもいて、本当に愛されていたんだなと感じました。 またこれからも毎週金曜日にダイエー藤沢店で営業しますのでよろしくお願いします。