『このは』 について
このはのようにあっちへひらり。
こっちへひらり。
「一丁焼このは」は手焼きたい焼きの移動販売店です。
たい焼きの知られていない味わい。
昔はあったけど今は忘れられてしまった味わい・・・。
お客様にたい焼きを通じて「ささやかな幸せ」を提供したい という思いから2005年に開業しました。
たい焼きを食べる際の「頭と尻尾、どっちから食べる?」という会話、「尻尾まで餡子入っているかな」などというちょっとしたドキドキ、 そんな取り止めもないことが、ささやかな幸せに思えるのです。
小さなたい焼きで多くを伝えるのは難しい。
多くの要望に応えようと種類ばかり増えて味わいがなくなってしまった。
どうでもよい食べ物に成り下がりつつあるたい焼き。
日々たい焼きを焼いていて切実にそう思っています。
なので当店は開業から小豆のつぶし餡一種類のみでやっています。
餡の本当の味わいを感じたのは二十歳の一人旅。
大阪できんつばを食べたときです。
手焼きのたい焼きとの出会いはそれから数年後。
自分のやりたいことがつながった瞬間でした。
それから紆余曲折あって都内のたい焼き店で見習いに・・・。
そして今に至っています。
餡を自分で炊かない店は鯛焼屋ではないと思っています。
それはたい焼きを食べ歩いた方であればわかるかと思います。
「あんこのたい焼きなんてみんな同じ・・・」 そんな認識を覆せるよう日々精進しています。
こだわりの餡に使用する小豆は100%北海道産。
十勝産のエリモ小豆を主として使用し、 すっきりとした甘さに仕上がるよう炊いています。
皮に使用する小麦粉も主に北海道産を使用。 乳・卵は使用せずアレルギー持ちのお客様にも 召し上がって頂けるように作っています。
やっていることは実に明快。
『自分で炊いた小豆の餡を限りなく焼き立てでお客様にお渡しする』。
そんな頑ななやり方にご賛同頂ければ幸いです。